カメラ界の異端児。トイカメラってなんだろう?


昔より写真を通して芸術性を訴えたり、目を楽しませる娯楽の ひとつとしても使われていますが、カメラの本意は「目で見える ものをそのまま形する」と言うことだと思います。 そのため、各カメラメーカーやレンズメーカーにより高精度の カメラやレンズがリリースされてきました。


ですが、そのような進化からはずれ「面白さを追求する」カメラも
登場し始めてきました。それらを総称して「おもちゃのようなカメラ」
すなわち「トイカメラ」と呼びます。
元々は旧ソ連のカメラだった「LOMO LC-A」と言うコンパクト
カメラをウィーンの芸術家が使用していたことからブームが始まったと
言われていますが、中国産の3000円程度のカメラでもある「HOLGA」を
使って個展を開いている写真家がいたりと、昔から愛好者は多かった
ように思えます。



しかし、それはまだデジタルカメラが浸透していない、高価なもの
だった時代の話で、安価で高機能なデジタルカメラが多く普及
している現在ではトイカメラのブームもずいぶん下火になっています。

そこで登場した「デジタルトイカメラ」
デジタル写真でありながら、どうも野暮ったい写真を撮影して
くれるのですが、個人的にはそれでもずいぶん高機能な仕様だと
思ってしまいます。



トイカメラの基本は「何をやってもまともにピントが合わない」
「光の調整がおかしい」「レンズが安物、ないしは高級ブランドの
偽物」だったりするので、そう言ったディテールを踏まえた
「本格的なデジタルトイカメラ」の登場を心待ちにしたいところです。


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